先日、青い森鉄道で史跡巡りをしてきました☆
久しぶりにローカル線での史跡巡り。女ひとり。酷暑。
まず電車に乗るのもボタン押さないと扉が開かないんですよ。電車が停まってもいっこうにドアが開かなくてホームで立ち尽くしていた私を見かねて、青森マダムがボタンを押してくださいました…。ちなみにSuicaなどの電子マネーも使えないのでご注意くださいね!
さて、なぜ私が見ず知らずの地・青森の土を踏んでいるかというと、この夏は【南部お城めぐり】に注目していたからなのです!
南部お城めぐりとは
南部お城めぐりとは、戦国時代に東北で勢力を拡大していた南部氏関連のお城7か所で御城印を集めよう!という企画。
青森県:種里城、根城、三戸城、聖寿寺館
岩手県:九戸城、久慈城、鍋倉城
上記7か所で御城印を手に入れることができます☆
※注意)すでに終了しているお城もあるようでしたので、取り扱いがあるかは要確認です!
ご城印
さて、みなさんは『御城印(ごじょういん)』って聞いたことありますか?
私の周りは歴史好きが多いので知っている方が多いのですが、全く聞いたこともない、という方もいるかもしれないので、私が認識している範囲で少しだけご説明しますね。
寺社仏閣で参拝のしるしとしていただく『御朱印』と同じように、そのお城を訪れた証明としていただくものです。
ただ、御朱印との違いは、御朱印帳へ直接の書き込み式ではなく、そのほとんどが印刷で、日付だけ書いてくださるところが多いです。日付すらセルフサービスの場合も多々ありますので、筆ペンを持参しているとすぐに自分で書き込みができておすすめです!(あとから見直して、あれ?日付ないけどいつお伺いしたんだっけ?という経験があるので)
また、すべてのお城に御城印があるわけではありません。御城印がある場合、だいたいはお城の入城料を払う有人の場所、近くの関連施設で販売されています。事前にリサーチしておくとスムーズにお城にも御城印にもたどり着けます!
三戸城の見どころと御城印
ここまで、南部お城めぐりの概要と、御城印についてご説明しました!
そして今回わたくし北織さよが訪れたのは、青森県三戸郡にある三戸城。留ヶ崎城とも呼ばれる山城で、たどり着いたらやっぱり山でした~!
青森って関東と比べたら少しは涼しいのかなとか思っていたのですが、全然暑い…山…厳しい……
わりと急な坂道と階段なのでご覚悟を。
本当はお城の由緒とかご説明した方がいいのかもしれないけれど、そういうのはウィキペディアさんとかの方が得意だと思うので、私はだいたいの歴史と純粋なお城のレポートを(笑)
坂を登っているとさっそく興味深い石垣が…!
こういった遺構がちらほら見えてきます。
そしてこちらの模擬天守は【温故館】と呼ばれ、中は南部氏中心の資料館となっています。
3層4階建てで、4階からの見晴らしがとてもいいのです!
本当に周りの高い建物がない!いくら山城だからって!!遮るものなさすぎ!!!(動揺)(田舎とは誰も言ってません!)
ちなみに天守にのぼったとき、先客の方がいらっしゃり、ほぼほぼ同じペースで見ていたのでほぼほぼデートでした(照)
一言もしゃべってないんですけどね!(笑)
三戸城の御城印は、温故館の隣の平屋っぽい方の資料館でいただくことができます。
朱印は、南部氏の定紋『向鶴』。藤色で『割菱』があるのは、清和源氏武田家の流れからとのこと。
城山公園内には【糠部神社】が鎮座しています。
祀られているのは南部藩祖南部三郎源光行公で、明治時代に入ってから旧南部藩の士族の方が有志で創建したそうです!
南部のお殿様が長く親しまれてきたのがよくわかるエピソードですね。
境内には推定樹齢800年の杉の御神木があり、その存在感には圧倒されるものがあります…!
私、御神木が大好きなので、思いがけず出会うととてもテンションが上がっちゃうんですよ~!
今回の出会いも全くの偶然で、たとえ春の花粉の天敵といえども小躍り気分でした!
何百年、千年をこえる樹齢を重ねた幹を見ると、自分の悩みや不安のあまりの小ささを知り、どうでもよくなります(笑)
社務所の方に声をかけると、御朱印をいただくことができました。
さて!他にも魅力はまだまだありますよ~!
復元の綱御門!
その名の由来は、お城の安泰祈願にかけられた心経綱が掛けられたことからだそうです。
門を下っていくと崩れた石垣たちが。
まだまだ復元の余地があるということですね!?
枯れつつある紫陽花を横目に三戸城をあとにしました☆
三戸城へのアクセス
☆住所☆青森県三戸郡三戸町大字梅内字城ノ下34−29
それでは、朝ごはんにカツカレーは余裕、な北織さよがお届けしました~!