こんにちは、歴史系アーティスト さくらゆき 北織さよです。
今日は午後お休みをとって、MRIで検査をしてきました!
MRIってあれです。なんかドーム型の、病院にある無機質な白いやつです。
病気とか怪我ではなく、一応のものだったので気負わずにふらっと行きました。
とはいってもちょっとどんなもんじゃい!?って思ったので経験者の母におうかがいしてみました。
母『ちょっとうるさいけど、寝てたら終わるよ』
ほぉん?まあ私もわりとコンクリートの上でも寝られるタイプの女子なので安心安心。
病院に着くと、まずは身に付けている貴金属を外し検査着に着替えます。
MRIをとるすぐ隣の部屋が簡易更衣室になっているのですが早速嫌な予感。
隣からまるで工事現場のような音がするではありませんか!!!!!
ガンガンガン!バリバリッ!!ヴィーーーン
これはたいそうな解体工事、ですよ。
えっこんなん聞いてないやん、、お母さんどうやって寝たのよ…ってなりながらとりあえずお着替えして待機。
そのあいだも鳴り止まぬ解体工事。
しばらくして音が止むと、私の名前が呼ばれる。
看護師さん『北織さーん!どうぞー。』
わりと近くにいるのに大きめな声。
そりゃ1日中あの解体音聞いてたらそうなりますよね。看護師さんの聴力も心配ですが、これから私の身に起こることも心配!
細長いベッドに横たわると位置を微調整されて、動かないように軽く固定されます。
手慣れた手つきのお兄さんに拘束され(変な意味ではない決して)、あの無機質な白いドームへ向かう手前、お兄さんは笑顔で
『絶対に動かないでくださいね』
と。
目が笑ってない~~
最後に音の緩衝材としてヘッドホンをされ、私の体は白いドームへ吸い込まれていきました…!
ヘッドホンから流れるのは、陽気な演歌のAメロとBメロを延々と繰り返し、永遠にサビに入れない謎のミュージックだった。時おり聞こえる琴の音を耳で追いかけていた。
すると突然
ガンガンガン!バリバリッ!!ヴィーーーン
あー!!この音は!!解体工事がはじまりました!!!
耳元で解体工事されたことあります?
果てしなくうるさい。え?お母さんまじで寝たの?え?(戸惑い)
音楽を聞けたのは最初の3分もなかった。
混乱のさなか、音にも波があるようで、その音はやんだり、激しさを増したり。
しかし、やがて遠のく意識。
あ、私、不慮の事故で解体工事に巻き込まれて、死ぬのは可哀想だからって気まぐれな神様に見初められて異世界にでも行くのかな。
次に意識を取り戻したのは、固定されていたはずの体の拘束がゆるんだとき。
ーーここは、令和の日本だったーー
当たり前なんですけれども。
私、眠っていたんだ。あの解体音のなか。
そうだった、だって私はあの人の血をひいているんだもの。
お母さん…!
完
なわけなくて、何事もなくMRIを終え、検査結果も異常なし!めでたしめでたしでした☆
これからMRI受けるけど、ちょっと怖いな~って方がちょっと笑ってくれたらいいなと思います(笑)
無事初めてのMRIで心地よい眠りに誘われた北織さよでした。